彼は静岡県榛原郡金谷町からやってきました。 購入費は当時の金額で70万円でした。 プロの目から見られても、この馬は十分な働きをしていますし、その貢献度には胸を張れました。 初期調教が済んだ段階で群大へ来ました。 長年の銀鞍の成績紹介にもある通り、常に試合では安定した実力を発揮し、 多くの学生に「ゴールを切る」あの言葉では絶対に表現できない感覚を与え続けてくれた彼には、脱帽です。

性	セン	品種	サラ
毛色	鹿毛	生年月日	S59.3.14
特徴	額刺毛・珠目二・吭搦　浪門・左初地前右後三白・左後半白	血統	父　インターグシケン 母　ヒダカフルール
旧名	タイムジェット	産地	北海道
入厩	H1	退厩	H１５

ルガーの体が大きいのは、ただ体高が高いだけでなく、 発達した筋肉が隆起し、横幅も十分あることによる。その馬の持つ瞬発力、前進気勢は群を抜くものがあった。 その潜在能力はかなりの物で、 実際に部外の方からも高い評価を受けた。 障碍飛越でいえば、150の単発障碍も楽に飛べた。 2001年から右目の病気で試合には出られなくなってしまったが、 扶助への正確な反応や従順性は変わらず、新入生達の練習馬として欠かせない存在となった。

性	セン	品種	サラ
毛色	鹿毛	生年月日	S58.5.10
特徴	星・左後一白・右後微白（流星鼻梁刺毛鼻小白下唇白・珠目正・髪中・吭搦・初地・左後一白・右後微白）	産地	北海道
入厩	H1	退厩	H14

平成３年、当時の高崎乗馬から 井筒卓氏よりご寄贈いただきました。「紀香蘭」という名前が付いていますが、 普段はロア（以前の名前がコルチナ・ロアだった）と呼ばれています。 能力は非常に高く、群大に来る前にも大変活躍していた馬です。 群大に来てからも変わらず、様々な大会に出場し活躍を続けています。

性	牝	品種	サラ
毛色	鹿毛	生年月日	S58.3.31
旧名	コルチナロア	産地	北海道
特徴	額刺毛・珠目正	血統	父　ハビトニー 母　ダラノツキヒロ
入厩	H3.4.30	退厩	H１４

紅葉は境町のトレセンからやってきました。 平成４年の晩夏、まだ夜も明けきらない朝の５時に馬運車で引き取りに行ったところ、 暗闇から一頭、真っ黒な馬が近づいてきました。 胸が広く、蹄が大きく、そして何よりも頸の付け根がしっかりとしていて、 高く持ち上げられた頭は威風堂々としていました。 風が吹く日は怯えて走ったりと、まだ乗り慣れない新入部員達には難しい面もありましたが、 大変まじめに障碍を飛越し、切ったや止ったことは数えるほどしかないでしょう。 試合に出れば小障碍程度の試合であれば必ずゴールを切って帰ってきました。 県大会でも数度入賞し、２段階障碍飛越競技では優勝をしました。

性	セン	品種	サラ
毛色	黒鹿毛	生年月日	S60
特徴	小星（額刺毛・髪中・波分長・相生）	旧名	スズヒロダンサー
入厩	H4	退厩	H12

トレセンの一倉調教師から藤巻さんが自馬として購入しました。 小さい体でしたが、障碍もよく飛び県大会にも出場していました。 また、扶助にも従順で一年生のジムカーナのデビュー戦にも使われました。

性	牡	品種	サラ
毛色	黒鹿毛	生年月日	H4.4.18
特徴	珠目正・沙流上	血統	父　スティールハート 母　リックフェロー
旧名		産地	北海道
入厩	H6	退厩	H9

平成９年の夏、 角谷さんからアラブの馬がいるよというお誘いを受け、急遽、入厩が決まった馬でした。 何とかモノにしようと調教を始めましたが、腰が弱かったために、 思う通りに調教が進まず、残念ながら試合で活躍する間もなく退厩となってしまいました。 とても愛嬌のある顔で、「本当は牛ではないのか？」と思わせる馬でした。 名前の候補に牛に似ているからカウカウはどう？といった会話も飛び出すほどでした。

性	セン	品種	アラブ
毛色	黒鹿毛	生年月日	H3.3.30
特徴	流星鼻梁鼻白・前後一白・柏生・右髪中珠目・吭搦	産地
入厩	H9	退厩	H12